シャンピニオンの慢性腎不全に対する効果としては、次のような臨床試験が報告されています。

■低タンパク食を実行し、血圧が調節されている保存期腎不全患者16人に対して、1日あたり2〜4gのシャンピニオンエキスを4〜17か月間投与したところ、半数の例で、有意な慢性腎不全の進行抑制効果が認められました。

ちなみに、このとき、投与前後で、タンパク摂取量や血圧、尿タンパク排泄量、服用した医薬品の内容に変化はなかったということです。

なお、慢性腎不全に対する効果のメカニズムは明らかになっていませんが、シャンピニオンが、腸内環境を改善し、臭気物質産生量を減少させることが関係しているのではないかと推測されます。

植物ステロールには、次のような特徴があります。

■動物実験では動脈硬化の抑制作用も示されています。
■コレステロールに類似した構造をもつ植物性成分です。
■コレステロールの吸収抑制によってコレステロールを低下させます。

植物ステロールに期待されるのは、次のような効能です。

■総コレステロール値低下作用
■動脈硬化の予防と改善
■前立腺肥大症の排尿障害改善

□クエン酸