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ナットウキナーゼの血栓溶解酵素の働きについて

ナットウキナーゼの経口摂取について

ナットウキナーゼが腸管から吸収されて血液中に検出されたという基礎研究データがあります。

このことから、ナットウキナーゼは、タンパク質であるにもかかわらず、口から摂ることで血栓溶解酵素としての働きを発揮すると考えられています。

ナットウキナーゼを経口摂取すると、短い場合でも4時間、長い場合には8〜12時間ほど作用します。

なお、実験的に形成された血栓が、ナットウキナーゼの経口摂取により溶解することも確認されています。

ヒトの研究では?

ヒトを用いた研究では、真性グロブリン分解時間の短縮や真性グロブリン線溶活性の上昇などが認められており、血栓溶解活性が増強されることが確認されています。

具体的には、成人男性13人を対象にした研究では、ナットウキナーゼを経口摂取することにより、血液流動性の改善が認められたということです。

関連トピック
ナットウキナーゼはどのような点に注意が必要ですか?

ナットウキナーゼは、通常の食材に由来する成分なので、特に問題となる健康被害や副作用は知られていません。

ただし、納豆やビタミンKを含む食品は、ワーファリンなどの抗凝固剤との併用に注意する必要があります。

他の医薬品との服用について

ビタミンKを取り除いたサプリメントもあるようですが、医薬品を服用中の人は、念のため主治医に相談した上で利用するようにしてください。

ナットウキナーゼの効果について

ナットウキナーゼを含む納豆1パック(50g)には、ウロキナーゼに匹敵する効果があるということです。


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